東京都議会選挙の候補者討論番組を主催したり、石破首相や兵庫県斉藤知事など話題の人たちを次々とキャスティングし注目を集める「リハック(ReHacQ)」。その登録者数150万人を超える人気番組リハック高橋弘樹さんのテレ東退社の理由や経歴、経済動画メディアリハックについてご紹介していきます。
リハック高橋弘樹のテレ東退社理由とは?
YouTubeチャンネル「リハック(ReHacQ)」の高橋弘樹さんのテレ東を退社した理由には幾つかあります。退社後、様々なインタビューなどに答えていますのでご紹介していきます。
日経テレ東大学打ち切り
リハックの高橋さんにとって、最初にYouTubeチャンネルを手がけた日経とのコラボ企画である「日経テレ東大学」が打ち切りとなってしまったことがあげられます。
2021年3月に配信を開始、約登録者数200万人を超える人気コンテンツとなっていった日経テレ東大学。打ち切りの話を聞いたリハック高橋さんは、当時「これは人殺しと同じだわ」と思わず口から出たそうです。高橋さんは、クリエイターとしての作品への思い入れを侵されたと感じられたようです。
残念ながら日経テレ東大学の動画は全て削除されてしまっています。
自分のやりたいことができない
リハックの高橋さんがテレ東を退社した理由には、自分のやりたいモノ作りができないと感じたタイミングがあったようです。日経テレ東大学の番組が打ち切りになるだけなら、会社を退社するまでは考えなかっただろうと、リハックの高橋さんはお話しされています。
自分自身が考えるモノづくりの美学、やり方などを曲げていかなければいけないという会社の空気感を感じ、それが嫌だったようです。
番組打ち切りで不義理が生じるかも
番組打ち切りとなる過程で、お世話になった人達に対して不義理が発生してしまうと感じたこともあり、退職を決意した一因になったようです。
週刊文春では、元日経記者の後藤達也さんやひろゆきさんを出演させたことを日経新聞の上層部が問題視し、そのことが番組終了の引き金になったと報じられています。
ただ、番組が終了するに至った本当の理由については明かされておらず、人気番組だっただけに残念に思う声も少なくありません。
辞めた方が収入が増える!?
リハックの高橋さんがテレ東を退社した理由に、辞めた方が収入が上がるかなと思ったことも事実のようです。テレ東時代もある程度人より給料は高い方だったはずですが、やはり収入は上がったようですね。というのも、独立して株式会社tonariの代表を勤めつつリハックの高橋さんは、ABEMAの社員でもあります。自分の会社を持ちながら、ABEMAでもバラエディなどの企画をされています。会社員で得られていた毎月の安定収入がなくなることへの不安を口にされていましたが、今は理想の働き方を手に入れられたようです。
リハック高橋弘樹の経歴
リハックの高橋弘樹さんの経歴は以下の通りです。
2005年 | 早稲田大学政治経済学部卒業 テレビ東京に入社 「TVチャンピオン」などバラエティ番組に携わる |
2011年 | 「ジョージ・ポットマンの平成史」演出 |
2012年 | 「空から日本を見てみよう」演出 |
2014年 | 「吉木りさに怒られたい」演出 |
2015年 | 日本民間放送連盟賞テレビエンターテインメント番組・最優秀賞 |
2017年 | 「家、ついて行ってイイですか?」演出 第53回ギャラクシー賞テレビ部門・優秀賞受賞 |
2021年 | YouTubeチャンネル「日経テレ東大学」 |
2023年3月 | テレビ東京退社 株式会社tonariを創業 「ReHacQ」を立ち上げ |
2023年4月 | 株式会社サイバーエージェントに入社 ABEMAのゼネラルプロデューサーに就任 |
経済動画メディアReHacQとは
リハック(ReHacQ)は、主に20代から50代までの幅広い年齢層に支持されているチャンネルです。経済や政治、ビジネスといったテーマを話題の人物を呼んで深掘り、対談や議論、討論を激しく時にはまったり展開したりしていく経済動画メディアです。
チャンネル登録者数150万人を超える人気のチャンネルとして、実生活や仕事、企業やキャリア戦略、政治など多くのビジネスパーソンに支持されています。
出典元:ReHacQ−リハック−
話題の人物をキャスティング
リハックの高橋さんは番組に、話題の人物をゲストとしてキャスティングするのがうまいと言われています。ご本人は携帯番号を手に入れるのが得意とされ、更に自身をサイコパスだからと言っており躊躇することなく出演依頼の電話ができるともお話しされています。
最近では石破首相や兵庫県の斉藤知事、そして都知事選挙で注目を集めた石丸伸二さんなども出演されています。経済学者、ジャーナリスト、実業家など幅広い分野の専門家がリハックに出演し、忖度なしの質の高い議論や専門性の高い話が聞けるのが魅力になっています。
リハックだからこそ聞ける話
リハックを手がける高橋さんは、人の魅力を自然に引き出すことに長けています。普段は大真面目に政治や経済について語っている人たちも、リハックにくると人間性が現れ、普段見られない面や話を聞けることがあるのがリハックの人気の理由でもあります。
番組に登場するゲストは、高橋さんやスタッフ自身が「会って話を聞きたい」と感じた人に声をかけており、それが番組の空気感や楽しさを生む土台になっているようです。
忖度なしの議論が展開
リハックと言えば、忖度なしに様々な角度から多くの意見が飛び交う議論が見られるのが人気の理由の一つでしょう。短時間で行われる上っ面の一方的な意見を述べるだけのものではなく、時間をしっかりと設けた深掘りされた議論も見応えがあります。
ひろゆきや西田亮介など、確信をついた質問にゲストがたじろぐ場面などもあり、一方的ではない様々な視点からの意見が聞けるのも魅力です。
原則ノーカット配信
リハックは原則ノーカット配信、最初は編集作業にこだわっていたそうですが、コスパの悪さに現在は原則ノーカット配信をしているそうです。それがかえって、偏った編集による偏向報道などを無くしているのではないでしょうか。
また、高橋さんは、公正さや中立さを重視して番組作りをされています。都知事選や都議会議員選挙の候補者討論会など、公平さを考えた有権者の為により良い番組が作られていました。
また映像を見なければ伝わらないという表現は避け、ラジオ感覚で聞けることを意識して作られているそうです。
まとめ
リハックの高橋弘樹さんがテレビ東京を退社された理由やこれまでの経歴、そしてリハック(ReHacQ)についてご紹介しました。近年、優秀なテレビ業界出身の方々が次々と独立し、新たな分野で注目を集めています。今後も高橋弘樹さんがどのような活躍を見せていくのか、非常に期待が高まるところです。