いよいよ2024年7月26日から8月11日までの間、フランス・パリで開催されるパリオリンピック!ブレイキン(ブレイキングダンス)など4つの追加競技を含む32競技329種目が実施される中、パリオリンピック2024ではなぜ、野球種目は採用されなかったのでしょうか。東京オリンピック2020では侍ジャパンが優勝を制し、感動を分かち合ったのも記憶に新しいですよね。
そこで今回は、なぜ野球が採用されなかったのか?今後の復活はあるのか?を、掘り下げていきたいと思います。
パリオリンピック2024の競技一覧
パリオリンピック2024で行われる32競技329種目一覧です。
陸上競技 | 競泳 | 飛込み | 水球 | アーティスティックスイミング |
マラソンスイミング | サッカー | テニス | ローイング (ボート競技) | ホッケー |
ボクシング | バレーボール | ビーチバレーボール | 体操競技 | 新体操 |
トランポリン | バスケットボール | 3×3バスケットボール | レスリング | セーリング |
ウエイトリフティング | ハンドボール | 自転車/ロード | 自転車/トラック | マウンテンバイク |
BMXレーシング | BMXフリースタイル | 卓球 | 障害馬術 | 馬場馬術 |
総合馬術 | フェンシング | 柔道 | バドミントン | 射撃 |
近代五種 | 7人制ラグビー | スプリント | スラローム | アーチェリー |
トライアスロン | ゴルフ | テコンドー | ☆スポーツクライミング | ☆サーフィン |
☆スケートボード | ★ブレイキン |
☆2020年東京オリンピックで初採用(3種目)
★2024年パリオリンピックで初採用(1種目)
一覧を見ると、東京オリンピック2020と違い、野球やソフトボールといった人気種目が排除されているのがわかります。
パリオリンピック2024で野球が採用されなかった理由は?
世界的にはあまり人気がない
野球はアメリカや日本、韓国、台湾など一部の国で非常に人気がありますが、世界的にはまだ普及がそれほど進んでいません。野球がオリンピックの正式種目に採用されるためには、オリンピック参加国を含め、多くの国で広くプレイされる必要があります。野球はプロ野球(NPB)を始め、日本ではとても人気があるスポーツですが、世界的にはまだまだマイナーなスポーツと言えます。
日程の長期化
野球は試合時間が長く、オリンピックのスケジュールに組み込むのが難しいという課題もあります。多くの他の競技に比べオリンピックという短い期間に、連続して試合を行うことが難しいのです。
男女で同一競技ではないこと
オリンピックでは、男女が同じ種目を行うことを重要視しており、男性は野球、女性はソフトボールと競技の種類が大きく異なることも廃止の理由となっているようです。
ロスオリンピック2028では野球は復活するのか?
オリンピックは世界中の人々が楽しむイベントであり、そのためには多くの国々で行われている競技が好まれます。パリオリンピック2024では野球は採用されませんでしたが、次回の2028年ロサンゼルスオリンピックでは、ソフトボールとともに野球は復活することが決定しています。
東京オリンピック2020では、開催国の特権として追加種目として野球が追加されましたが、こういった特例のない限りオリンピックで種目としての野球が復活することは難しいでしょう。
まとめ
野球は、オリンピックの正式種目ではないため、開催国によって左右されてしまうことが分かりました。残念ながら、パリオリンピックでは野球を観戦することは出来ませんが、2028年ロサンゼルスオリンピックでは、2大会ぶりに野球とソフトボールの復帰が既に決定しています。侍ジャパンを観る日が待ち遠しいですね。