映画『愛の渦』でヒロインを演じ、第88回キネマ旬報ベスト・テン新人女優賞をはじめとした多くの賞を受賞した女優・門脇麦さん。そんな門脇麦さんが三姉妹の次女役を演じる映画『天間荘の三姉妹』が、2022年10月28日に公開予定です。
今回の記事では、女優・門脇麦さんの魅力に触れながら、映画『天間荘の三姉妹』についてご紹介したいと思います!
映画『天間荘の三姉妹』とは?
『SIDOOH-士道―』や『スカイハイ』、『JUMBO MAX』で知られている漫画家・高橋ツトムさんと、現在ハリウッドを拠点に活動する『ルパン三世』や『ゴジラ FINAL WARS』、『あずみ』などを手掛けた映画監督・北村龍平さん。お互いを「盟友」と呼び合うこの2人が「これはどうしても映画にしなければならない」と共鳴した作品が、高橋さんの作品『スカイハイ』のスピンオフ作品である『天間荘の三姉妹』です。
その後、アニメーション映画『この世界の片隅に』のプロデューサーである真木太郎と、NHK連続テレビ小説『エール』を手掛けた脚本家・嶋田うれ葉が加わり、映画化に向けて動き出しました。
キャスト
物語のメインとなる三姉妹のうち、次女役は門脇麦さんが演じていますが、三女役には『この世界の片隅に』において主人公・すずの声優を務めた、かつての能年玲奈 現在の「のん」さん、長女役を近年役者としてのその表現力や存在感に注目が集まる実力派女優・大島優子さんが起用されています。
あらすじ
天界と地上の間にある街・三ツ瀬、美しい海を見下ろす山の上に、老舗旅館「天間荘」はある。そんな旅館を営んでいる若女将の天間のぞみと、のぞみの妹でイルカトレーナーのかなえの元に、ある日小川たまえという少女が謎の女性・イズコに連れられてやってくる。実はたまえはのぞみとかなえの腹違いの妹で天涯孤独の身だった。謎の女性・イズコはたまえに「天間荘で魂の疲れをいやして、肉体に戻るか、そのまま天界に旅立つのか決めたらいいわ。」と言う。しかし、たまえは天間荘で働きたいと言い出す。いったい三ツ瀬とは何なのか?天間荘の役割とは何なのだろうか・・・?
女優・門脇麦のプロフィール
門脇麦 女優になる前の生い立ち
ニューヨーク生まれ、東京出身の門脇麦さん。父の仕事の関係で、ニューヨークで5歳までの期間を過ごし、その後東京で育ちました。5,6歳の頃からクラシックバレエを岸辺光代に師事しており、バレリーナを夢見て真剣に取り組んでいました。しかし、中学2年生の時に限界を感じ、断念してしまいます。
そんな門脇麦さんですが、バレエに代わるものはないかと模索する中で、高校生のときに蒼井優や宮崎あおいが出演する作品を見て、バレエと同じ表現者としての役者に興味を抱きます。そして、高校を卒業するころには芸能事務所に履歴書を送り、芸能界に入ることに反対していた両親を説得した上で芸能事務所に入ることになりました。
門脇麦 女優としての経歴
女優・門脇麦さんは、2011年にテレビドラマ『美咲ナンバーワン』でデビューしました。
2013年には、エーザイの「チョコラBB Feチャージ」のCMで話題を呼びました。同年、日本では初の写真集の映画化『スクールガール・コンプレックス』で初主演を果たします。
門脇麦『愛の渦』でブレイク
そして、2014年に公開されたR+18指定映画『愛の渦』ではヒロインをオーディションで勝ち取り、初めて濡れ場やヌードに挑戦した。実は『愛の渦』は本編123分のうち、服を着ているシーンが18分30秒のみということもあり、映画化に多くの時間が費やされたそうです。当時はSNSで「門脇麦 愛の渦」という言葉が飛び交うほど話題になりました!
門脇麦さんは『愛の渦』だけでなく、『闇金ウシジマくん Part2』、『シャンティ デイズ 365日、幸せな呼吸』での演技を買われ、第88回キネマ旬報ベスト・テン新人女優賞をはじめとした多くの賞を受賞しました。
朝ドラ『まれ』でヒロインの友人役を好演
さらに、2015年にはNHK連続テレビ小説『まれ』に出演。ヒロイン・土屋太鳳の友人役を演じて注目を浴びましたが、同年10月には急性喉頭蓋炎のため入院。翌月には喉に見つかったポリープの切除手術をうけるなど、彼女曰く死を覚悟するほどのことだったといいます。
近年はCDデビューや大河ドラマ出演などマルチに活躍
その後、2019年には映画『さよならくちびる』で小松菜奈とのギターデュオ「ハルレオ」として、ミニアルバム『さよならくちびる』でCDデビューし、2020年にはNHK大河ドラマ『麒麟がくる』でヒロインを演じました。
まとめ
この記事では、今秋公開予定の映画『天間荘の三姉妹』について、次女として出演する門脇麦さんに着目しながら紹介してみました!実力派女優・門脇麦さんの演技だけでなく、同じく三姉妹を演じるのんさん、大島優子さんの演技にも注目したいところですね!