高梨沙羅選手は、スキージャンプ女子(オーストリアのヒンツェンバッハで個人第5戦(ヒルサイズ=HS90メートル)で、スーツ規定で失格という発表がありました。
高梨沙羅選手は、直前の予選で90・5メートルを飛んで首位通過。本戦の1回目もヒルサイズを1・5メートル越えて着地もぴたりと決め、トップの得点をたたき出したが、その後に失格を通告された。
https://www.chunichi.co.jp/article/197730
このニュースを見て、スーツ規定って何?
トップ選手だから、何回も大会に出ているはずだし、直前の予選も出場しているのに、なんでスーツで失格になるの?と思いました。
そこで、「高梨沙羅のスーツ規定違反の内容とは?なぜ予選着用と同じなのに失格?」という内容でまとめました。
高梨沙羅のスキージャンプスーツ規定違反の内容とは?
あああ
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高梨沙羅選手のスーツ規定違反とは、具体的にはどんな内容に違反したのか気になったので調べました。
高梨沙羅選手が今回の大会で失格になった、スキージャンプスーツ規定違反の内容は、太もも部分が規定よりわずかに大きいことでした。
スキージャンプって、板の長さの規定はよく聞きますが、スーツがこんなににも細かいルールがあるなんて知りませんでした。
詳しくは、FIS 競技用品規格の17ページ目に書いていました。
スキージャンプスーツの全ての部分は、同一素材(4.2 参照)で作られていなければならず、また外側からも内側からも、同一の空気透過率でなければならない。
スーツは、フロント中心のジッパーで閉じなければならない。閉じたジッパーストラップはえりより1.5cm から 5cm 飛び出していなければならない。
ジッパーの下部の長さは、股下のクロスする部分より最低 10cmのものまで認められる。このジッパーの幅は、15mm 以下でなければならない。
飛行中、ジッパーは完全に閉まっていなければならない。
スーツ(縫い目)のデザインは、添付資料の”スキージャンプスーツ“のイメージと一致していなければならない。
スーツは、ボディーのあらゆる部分においてぴったり体にあったものでなければならない。
測定したスーツのあらゆる非伸縮部分のサイズはボディーサイズを越えてはならない。スーツの袖をグローブに固定してはいけない。
~省略~
上記は、競技用品規格のルール内容より一部抜粋しました。
他にも、まだまだ、規定内容は細かく設定されていますので、気になる方は、引用元で確認してみてください。
要するに、自分のボディサイズより、大きいスーツを着用すると、飛ぶ時の面積が広くなり、空気抵抗で、より遠くに飛べるから、スーツ規定は細かいということですね。
今回、太もも部分が規定より大きかったということですが、本当に僅かな差だったと思います。
スーツのちょっとの差で、飛距離が変わるとすれば、スーツ規定が厳しいのは納得ですね。
なぜ予選着用と同じスーツなのに失格?
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横川ヘッドコーチ(HC)によると、予選と同じスーツを着用したが、本戦では太もも部分が規定よりわずかに大きいと判定されたという。
https://www.chunichi.co.jp/article/197730より引用
スキージャンプで、スーツ規定が厳しいのはわかったのですが、おなじスーツを着ていても違反になることがあり得るのか?
高梨沙羅選手は、予選で、同じスーツを着用しているのに、なぜ突然失格になるのか気になりますよね。
日本人が不利になるように、厳しめに採寸されたのか?などとも疑ってしまいます。
ですが、スキージャンプのスーツでは、このようなことは普通にあるようです。
高梨沙羅選手の失格内容は、太もも部分でしたよね。
スキージャンプは、股下のたるみが1cm、2cm変わると、空気抵抗の影響で飛距離が5mほどかわるらしいです。
人間だから、体のむくみや体調で、太ももが少し変わることもあるし、そんな影響もあっって、太もも部分が少し大きいと採寸されてしまったのでしょうか・・。
また、飛ぶ直前のスーツチェックでは、スタートゲートに入るまでにスーツを触ったり、引っ張って伸ばしたりすると、失格になることもあるようです。
故意に引っ張るのは駄目ですが、何気なくスーツをさすったりするだけでも、失格になることがあるようです。
競技を公平にするために仕方ないですが、厳しい練習を積んできて臨んだ大会で、スーツで失格になるのはつらいですね。
高梨沙羅選手が、なぜ予選着用と同じスーツなのに失格になったかということですが、もしかしたら、スーツを触ってしまったとか、体の体型が少し変わってしまったとか(むくみレベル)なのかもしれません。
体重もキープしないと、板の長さに影響するし、体型管理が大変なスポーツですね。
でも、僅かな採寸差は、はかる人によって変わらないのでしょうか・・・。
まとめ
「高梨沙羅のスーツ規定違反の内容とは?なぜ予選着用と同じなのに失格?」という内容でまとめました。
高梨沙羅選手のスーツ規定違反の内容は、太もも部分が少し大きかったということです。
なぜ、予選着用と同じなのに失格なのかということですが、直前の採寸で少し股下にたるみが出きてしまったのかもしれません。
ほんとうに厳しい規定ですね。