パラリンピックで騎手をつとめる谷真海(まみ)選手(トライアスロン)。
夫や子供はいるのでしょうか?
彼女がIOC総会でスピーチした言葉は今も語り継がれるほど!
オリンピック、パラリンピックの招致の成功のカギとなったようです。
そんなに良いスピーチだったのか、全文も紹介したいと思います!
谷真海(トライアスロン)の夫や子供は?
トライアスロンの選手である谷真海(まみ)さんの夫は、電通社員の谷昭輝(あきてる)さん。
子供は男の子が1人いて、名前は海杜(かいと)君です。
では詳しくまとめてみますね。
谷真海選手と夫の出会いは、2013年9月のIOC総会の時でした。
IOC総会のちょうど1年後、2014年9月7日に結婚されています。
挙式はハワイ。
谷真海選手は外国で挙式するのが夢だったそうです。
では、子供はいるのでしょうか?
子供は男の子が1人います。
名前は海杜(かいと)君。2015年4月27日に生まれたそうです。
2021年現在は6歳になります。
子育ては夫と谷真海選手の二人で協力して行っています。
夫の昭輝さんは、谷真海選手が早朝トレーニングをしている間に子供の朝食を作ったり、保育園へ送り迎えをしたりしています。
まさに理想のご家族!
トライアスロンは3種類の競技の練習をしなければなりませんから、家族の協力は不可欠ですね。
谷真海選手は、子供に「ママ、がんばれー。」と言われると力が出るそうです。
過酷な競技であるトライアスロン。
子供の応援は谷真海選手の力になるはずです!
谷真海のIOC総会スピーチ全文
有名な谷真海選手のスピーチ。全文が気になりますよね。
スピーチの全文はこちら。
谷真海選手は当時、旧姓の佐藤真海(さとうまみ)として、スピーチしています。
(日本語訳)
会長そしてIOCの委員の皆様
佐藤真海です。
私がここにいるのは、スポーツによって救われたからです。スポーツは私に人生で大切な価値を教えてくれました。それは、2020年東京大会が世界に広めようと決意している価値です。
本日は、そのグローバルなビジョンについてご説明いたします。
招致委員会理事長、竹田恆和。
内閣総理大臣、安倍晋三。
東京都知事、猪瀬直樹。
招致委員会副理事長兼専務理事、水野正人。
招致アンバサダー、滝川クリステル。
そして、過去2大会での銀メダリストである太田雄貴選手です。
私自身の話に戻らせていただきたいと思います。
19歳の時に私の人生は一変しました。私は陸上選手で、水泳もしていました。また、チアリーダーでもありました。そして、初めて足首に痛みを感じてからたった数週間のうちに、骨肉種により足を失ってしまいました。
もちろん、それは過酷なことで、絶望の淵に沈みました。でもそれは大学に戻り、陸上に取り組むまでのことでした。
私は目標を決め、それを越えることに喜びを感じ、新しい自信が生まれました。そして何より、私にとって大切なのは…私が持っているものであって、私が失ったものではないということを学びました。
私はアテネと北京のパラリンピック大会に出場しました。スポーツの力に感動させられた私は、恵まれていると感じました。2012年ロンドン大会も楽しみにしていました。
しかし、2011年3月11日、津波が私の故郷の町を襲いました。
6日もの間、私は自分の家族がまだ無事でいるかどうかわかりませんでした。そして家族を見つけ出したとき、自分の個人的な幸せなど、国民の深い悲しみとは比べものにもなりませんでした。
私はいろいろな学校からメッセージを集めて故郷に持ち帰り…私自身の経験を人々に話しました。食糧も持って行きました。ほかのアスリートたちも同じことをしました。私達はいっしょになってスポーツ活動を準備して、自信を取り戻すお手伝いをしました。
そのとき初めて、私はスポーツの真の力を目の当たりにしたのです。
新たな夢と笑顔を育む力。
希望をもたらす力。人々を結びつける力。
200人を超えるアスリートたちが、日本そして世界から、被災地におよそ1,000回も足を運びながら50,000人以上の子どもたちをインスパイアしています。
私達が目にしたものは、かつて日本ではみられなかったオリンピックの価値が及ぼす力です。そして、日本が目の当たりにしたのは、これらの貴重な価値…卓越、友情、尊敬…が、言葉以上の大きな力をもつということです。
スピーチの中に出てくるインスパイアとは、ある人物の行動や思想に、自身の行動や思想を変化させるほどの強い影響を受けることです。
多くの子供たちが、オリンピックの影響を受けているのですね。
「私にとって大切なのは、私が持っているものであって失ったものではない。」という一文がとても心に響きます。
人は自分にないものや、失ったものにくよくよしてしまいがちです。
でも、大切なものは「今自分自身が何を持っているか」なのですよね。
前向きなアスリートの姿勢が人々を感動させるのは、考え方や現実との向き合い方が上手だからだということを感じます。
ツイッターでは、谷真海選手が行ったスピーチの全文に対してこのような意見がありました。
佐藤真海さんのスピーチ!!!
“大切なのは持っているものであり
失ったものではない”感動した!!!— 居村 知生 (@imuimu204) September 9, 2013
改めて日本のオリンピック招致のプレゼンでの高円宮妃様から始まって、滝川クリステルも最後の佐藤真海選手まで良かった!特に障碍者であり選手で被災地のアスリートでももある佐藤真海選手のスピーチには不覚にも涙涙で感動しきり。とやかく雑音を言う輩も多いが、素直に喜ぼうではないか!
— 激写隊長 (@geki_taityo) September 9, 2013
やはり、
「私にとって大切なのは、私が持っているものであって失ったものではない。」
という一文に感動したという意見が複数ありました。
谷真海選手のスピーチに涙したというコメントもあります。
思わず涙がこぼれるような、心に響くスピーチだったということですね。
また、実際のスピーチは英語で行われていたこともあり、このような意見もでました。
佐藤真海さん、決して英語うまいわけじゃないけどめちゃがんばってた。大事なのはきれいな英語よりも伝えようとする気持ち!国際的に見てもそう!彼女のスピーチは多くの日本人に多大な影響を与えたに違いない。おかげで英語を話そうとする日本人がきっと増えるね。佐藤真海さんありがとう!
— 猫好きモルディブ好き (@catmoldive) September 10, 2013
英語のスピーチは、発音が注目されがちですが、伝えようとする気持ちが一番大切。
これから英語を学ぼうとしている日本人に、勇気と取り組む姿勢を示してくれたスピーチでしたね。
英語のスピーチとしての評価も素晴らしいので、英語を勉強される方は参考にすると良いのではないでしょうか。
このように、谷真海選手のIOC総会スピーチは人々に高く評価されています。
「東京オリンピック、パラリンピックがこのスピーチによって決まった」という噂は本当なのかもしれません。
がんによるアスリート人生の挫折や、東日本大震災によるショックから立ち直り、前を向いて歩いている谷真海選手。
その強い気持ちや前向きな思考は勇気を与えてくれます。
今の日本に必要な人物ですよね。
東京2020パラリンピックでの活躍に期待です!
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まとめ
谷真海(トライアスロン)の夫は、電通社員の谷昭輝(あきてる)さん。
子供は男の子が1人いて、名前は海杜(かいと)君です。
2013年に佐藤真海として行ったIOC総会スピーチの全文。
それは、人々を感動させ、涙がこぼれてしまうようなスピーチでした。
東京で行われるパラリンピック、とても楽しみですね!
谷真海選手の言葉に関心が高まりそうです。